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仙台牛銘柄推進協議会で認定された仙台牛指定店として、仙台牛・仙台黒毛和牛を提供しております。この仙台牛とは仙台で育ったから「仙台牛」というわけではありません。宮城県から食肉として出荷されている年間およそ30,000頭のうち、霜降り度合い、きめの細かさなどの厳しい条件をクリアし、最高ランクに格付けされた牛肉だけが「仙台牛」の称号を得ることができるのです。その数はたったの2割ほどです。
◎歩留等級
枝肉から骨や余分な脂肪などを取り除いた時の食肉の割合のことで、歩留まりが良いほど食肉(赤身)割合が高く、生産効率が良いとされます。Aランクに評価されるのは和牛が多く、Bランクにはホルスタインや交雑種等、Cランクには乳用種の老齢牛やお産経験の多い牛などです。
◎肉質等級
以下の4項目について総合的に評価します。
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霜降りの度合い(脂肪交雑)
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肉の色沢
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肉のキメや締まり
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脂肪の色沢と質
この「霜降りの度合い」が牛肉の価格を決めると言っても過言ではありません。霜降り度合いは牛脂肪交雑基準に従って判定されます。
また、牛肉のおいしさとは、ズバリ「脂肪」で決まると言っても過言ではありません。「口の中でとろけるようだ」「溶けてなくなってしまう」など美味しい肉を表現することがありますが、まさにこれこそが柔らかくおいしい脂肪のなせる業なのです。柔らかく融点の低い脂肪は手にしただけで、とろりと溶け出すほどです。
この仙台牛を当店では脂の甘さや濃厚な旨みが野菜やほかの具材に染み込んで、余すところなく美味しさを堪能いただけるすき焼きやしゃぶしゃぶそして焼きしゃぶにてご提供しております。
「ヨシの腐葉土米ササニシキ」
北上地区ならではの米作り、特産のヨシを積み重ねて腐葉土として敷きこんだ田んぼ。その土の中には空気が入りやすくなるせいか、根張りがよく、粒の大きい美味しいお米ができます。その中でも食味品評会優秀賞の常連生産者の大内産業さんの1等米ササニシキだけを当店では更に土地を指定し、厳選してご提供しています。
「自家製塩麹・醤油麹」
選び抜かれた宮城県産の一等米ササニシキを原料に無添加で天然素材100%の島津麹店さんの生糀を塩や醤油と当店独自の割合で発酵熟成させ手作りしています。肉の熟成やたれなどの熟成に使うなど、糀のほのかな香りと塩味の中のまろやかな甘みは素材のうまみを引き出す当店には欠かせない至極の調味料です。
「幻の島豚」「地元石巻産食材」
宮城県牡鹿で飼育するされた究極の美味しい豚「幻の島豚」。
この島豚は奄美大島在来原種と知られている全身黒毛の豚です。戦後改良種による急激な雑種化が進み純粋なものは昭和中期ごろまでには絶えたものと考えられていました。
沖縄ではアグー。奄美大島ではキシウワーと呼ばれています。島豚は希少品種の一つで人間の手に運命のすべてが委ねられ、必要が無くなれば瞬く間に消えてしまう家畜であり、まさに幻の豚なのです。
島豚の特徴としては、肉質は繊維が細やかで柔らかく、脂肪の融点が低く、口どけが非常に良く甘いのが特徴です。ビタミンB1は牛・鶏の10倍、白豚の4倍。うま味成分のグルタミン酸は白豚の2.5倍。アミノ酸成分が多く、コレステロール値が低いとおいしくて体にも良い肉です。
当店では、よくお客様に「鍋でこんな野菜をしゃぶしゃぶして食べるのははじめてです。」と話される方がいらっしゃいます。それは鍋料理ではあまり見かけない野菜が皿にたっぷりと盛られているからです。この石巻には海産物の他にもとても美味しい農産物が多数栽培されています。それを育てる農家さんは皆さん元気な大ベテランばかりで情熱たるものやすごいものです。人参一つネギ一つとっても土作り、細かな生育管理だけではなく、自分の畑に相性の良い品種を見つけるため数種類の種をまき日々美味しいものを作ろうと試行錯誤を繰り返している方もいらっしゃいます。そんな情熱の賜物の野菜を食べて欲しくてお出ししています。つるむらさきやほうれん草、金時草、ねぎ、にらなど四季折々の地元のとれたて新鮮野菜の味は主役級に美味しいと一人でも多くの方にぜひ知っていただきたいと思っています。
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